花王「よごそうデー」制定式 アートワークショップ

花王「よごそうデー」制定式 アートワークショップ

2017年、花王「よごそうデー」制定式にあわせ、二子玉川でJun Inoue氏とアートワークショップを実施。汚れることを肯定し、身体全体で表現する体験を通して、NAAMのアート教育の原点となる時間が生まれた。

2017年4月5日、東京・二子玉川で行われた花王株式会社による記念日「よごそうデー」制定式にあわせ、アーティスト Jun Inoue氏とともにアートワークショップを実施しました。
本ワークショップは、「汚れることを気にせず、思いきり表現すること」「子どもが夢中になって遊ぶ時間そのものを肯定すること」をテーマに企画されたものです。会場となった二子玉川ライズ ガレリアでは、モップやローラー、水風船、水鉄砲など、絵を描く道具とはされない素材を使い、子どもたちが身体全体で絵の具と向き合いました。
この日の制作では、上手さや完成度は一切求められていません。「描く」のではなく「よごす」ことから始まる表現の中で、絵の具を飛ばし、踏み、重ねる行為そのものが作品となり、子どもたちは次第に自分なりのリズムや遊び方を見つけていきました。Jun Inoueは指示を与えるのではなく、一人ひとりの行為に寄り添いながら、表現の背中をそっと押していきます。
このワークショップは、正解を用意しないこと、素材や環境そのものを遊びに変えること、子どもの衝動や偶然を価値として扱うことなど、のちにNAAMが大切にしていくアート教育の考え方をすでに体現していた取り組みのひとつです。「汚れる=失敗」ではなく「汚れる=挑戦の証」であること。よごそうデーのメッセージとともに、NAAMの原点として今も強く記憶に残る一日です。